たとえば赤ちゃんのやわ肌をふっくらとあたたかく包み込むのに最適な素材と言えば・・・・・ やっぱりウールそれは、ウールが自然の恵みをたっぷりもって生まれた天然繊維だから。 生きている繊維だからこそ、繊維自身が呼吸していたり、湿気などをうまく調節する機能を持っていて、 やさしく心地良い肌触りを生み出してくれるのです。 ケンブリッジ大学では、ウールのやさしさが未熟児の生育を早めるといった研究結果を発表しています。 赤ちゃんの産着やご高齢の方のウエアや寝具にウールを選んであげたくなるのも、かけがいのないやさしさからなのです。 |
WOOLは、汗冷えしない、健康的な繊維。 |
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繊維は、湿気を吸着すると「吸着熱」と呼ばれる熱を 発生します。その発熱量は繊維によってさまざまですが、 ウールは他の繊維に比べるとバツグンの吸着熱を 生み出してくれる繊維。 ウールの吸着熱の大きさは、たとえば冬山で遭難したときに、 「肌着にウールを着用しているかどうかで、生死が分かれる」と言われるほど。 だから、ウールの肌着を着ていると、汗をかいた時に吸収してくれるだけでなく、中の汗をさわやかに水とり、 さらに発熱して体を冷やさないから健康的なのです。 |
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WOOLは汚れにくい、クリーンな繊維。 |
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ウールの表面は、とても撥水性の高い物質でおおわれています。 だから、汗などの湿気は繊維内部に吸収するけれど、雨などの水滴は表面ではじいて寄せ付けません。 ウールの衣服を着ていると、小雨くらいでは濡れないのは、こんなすぐれた性質のおかげです。また、泥などの水溶性の汚れは、 繊維表面で水分をはじくので、内部まで滲み込みません。ウールは汚れにくく、 しかも汚れが落ちやすいクリーンな繊維と言えるでしょう。さらに、ウールは静電気が起きにくいので、チリやホコリをよせつけません。 |
WOOLは、燃えにくい安全繊維。 |
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ウールは、意外と燃えにくいこと、ご存じですか? もちろん強火にさらされている間は燃え続けますが、火源を取り除くと燃え続ける事なく、ごくわずかの間くすぶるだけで、自然に消火します。 また、合繊のように熱によって溶解しないので、火傷や延焼の危険も少なくなります。 燃えても煙の発生が少なく、有毒ガスがほとんど出ないことも安心。 だから、ウールは衣類や寝具、インテリアにも最適の暗線繊維なのです。 |
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WOOLは、生まれながらの抗菌・消臭繊維。 |
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人間や動物の皮膚は、ウイルスや細菌などが侵入してくると、 それを無害で無毒なものにする免疫機能を持っています。 ウールとは、もともと羊の皮膚が変形して生まれたもの。 最近の研究によって、ウールにも、羊の生命を守るための免疫機能が備わっていることがわかってきました。 生まれながらにして細菌に対する抗菌機能や、消臭機能を持っている天然繊維=ウール。直接肌に触れる肌着や寝具なのにもピッタリの素材と言えるでそうですね。 |
WOOLは、冬暖かく夏涼しい繊維。 |
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ウールは、1本1本の繊維がくるくる縮れています。 クリンプと呼ばれるこの縮れのおかげで、ウール製品は、 約60%もの空気を含んでいるのです。 乾いた空気は、断熱性のもっとも高い物質。だから、ウールの衣服を着ていると、 冬は暖かく、夏は涼しく過ごすことができます。 合繊のような吸湿性の低い繊維だと、いくら空気を含ませるようにつくっても、 ウールのようなふっくらとした風合いや断熱効果は、あまり期待できないのです。 |
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WOOLは、ムレたりジメジメしない、さわやか繊維。 |
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表面は水をはじくけれど、内部は湿気をたっぷり吸い取る・・・ ウールは、そんな不思議な性質をもっています。 ウールの吸湿力は、標準状態で綿の約2倍。ポリエステルの約40倍。 だから、ウールの衣服や寝具なら、汗をかいてもムレたりジメジメしたりせず、 梅雨時の蒸し暑さもサラっと爽やかに過ごせます。ウールが燃えにくいのも、 きれいに染まるのも、汚れにくいのも、すべてウールのこんな性質のおかげなのです。 |
敷きふとんの大切な役割
寝汗について |
人の睡眠リズムでは夜10時頃を境に、手や足から汗と一緒に熱を放出して体内温度を下げ、 眠りに入ります。そのため寝入ってすぐが一番汗をかくのですが、その汗が寝冷えに繋がったり、 不快に感じて眠りが浅くなったりします。 この寝汗をしっかり取り除くことが良い睡眠に繋がります。 |
体圧分散と寝返り |
人は寝ている姿勢の時、自分の体重で常に圧迫されている状態になります。 身体をしっかり支えながら体圧分散に優れ、寝ている間に無意識におこなっている 「寝返り」がしやすいことが良い敷きふとんの条件です。 |